4部署を渡り歩いた4年目社員が語る、頼れる社員の3つの特徴
活き活きと働きたい!
こんばんは、Momoです。この春、社会人4年目を迎えました。
先週から新入社員たちが真剣な顔で研修を受ける姿を見て、入社当時を思い出しています。
研修とOJTで詰め込まれる膨大な情報に必死に食らいつき、悩む日々…。今こそ血となり肉となり「○○についてならMomoに聞く」と言われるものができましたが、なかなか要領を得ない自分にもどかしさを覚えたものです。
活き活きと働くには、実力をつけて第三者から評価してもらい、やりがいを感じるのが一番ではないでしょうか。お客様に感謝される、表彰される、昇給する…評価のかたちは様々ですが、どれも能力あって初めて得ることができるものです。
新卒入社後、4部署3職種を経てMomoが見てきた「この人はできる!」「この人は頼りになる!」と言われる人の特徴を3つ、ご紹介します。
1. 物事を点ではなく線でとらえる
事業や組織の動き
仕事をしているとつい、自分の業務のことばかり考えがちになってしまいます。しかし、できる人は関係者の動きも考慮して動きます。
「関係者」と一言でいっても、何をするか、どんな業界かによってスケールが変わります。
例えば、レストランの料理一品が消費者の元に届くまでに、大まかにいっても、食材の生産、運搬、仕入れ、加工といった過程があります。それらの過程には農家、運送会社、卸売業者などの人々、天候や交通事情のような流動的要素など、様々なファクターが結びついています。
会社という組織内においても同じです。企画、仕入れ、製造、広報、営業、財務など、各チームや社員の業務が繋がり絡み合って事業が成り立つのです。
各チームや社員がどのようなことをしているか知っているだけで、行き違いを防ぎ、コミュニケーションがスムーズになります。少し詳細な業務内容まで知ると、先回りした気遣いや工夫ができるようになります。
そうした積み重ねによって「自分の仕事をこなす人」から「組織・事業の一員として盛り立てていく人」へシフトできるわけです。
目標やプロジェクトの管理
人事評価制度などで業績目標を立てる方も少なくないのではないでしょうか。目標を立てて達成を目指すにも、プロジェクトを立ち上げて進めるにあたっても、ゴールに向けて必要なマイルストーンと、それに必要な人員や施策が見えていなければ達成は難しくなります。
納期がいつになるのか、予算がいくら必要か、進捗は順調か遅れているか…それらを測るためにもゴールに向けてのマイルストーン設定は欠かせません。曖昧なまま進めてしまうと、最悪のケースではプロジェクトの炎上が待ち構えています。ええ、Momoは身をもって経験しましたとも。
働く上でのプロジェクトとなると、大抵はプロジェクトマネージャー(責任者)がこれらを考えることになりますが、メンバーまで行き渡っているかどうかでチームのまとまりも、スケジュール意識もグッと変わります。
自分の業務が事業のなかでどんな役割や影響を持っているのか、きちんと把握して考えることができれば「この人は分かってる」と周りの人からの信頼もついてくるでしょう。
2. 常に改善・工夫の余地を考える
売上を上げるため、顧客からの信頼を得るため、業務効率を上げるため…今より良くするためにできることはないか。活躍する人は、そのための手段や情報を貪欲に集めています。
例えば、会社から業務用にPCとマウスが支給されたとします。左右ボタンとスクロールボタンの3つのみのマウスを使い続けるのか、ボタン数が多くマウス操作の範囲が広いゲーム用マウスを導入するのか。マウス操作中心で業務を進めるのか、ショートカットキーを覚えてキーボードのみで業務を進めるのか。もちろん慣れるまでのぎこちなさはあるかもしれませんが、長い目で見れば効率はグッと上がります。
今時は業務を進める上でパソコンとインターネットは切っても切り離せないツールです。ちょっとGoogle先生に聞けばたくさんのヒントを得ることができます。
周りの先輩や同僚からコツを教わることも大切です。その会社独自のルールややり方も多かれ少なかれ存在しているので、それを怠ってもいいことはないでしょう。しかし、ちょっとしたPC操作や便利な機能の情報は、自ら手を伸ばさないと手に入りにくいものです。
業界の動向や新しい技術に関する情報も、たくさんのWebメディアが発信しています。欲しい情報が手に入るものをピックアップしてアンテナを張るだけでも、新たな切り口が見つかるキッカケになるでしょう。
新しい取り組みで業績や効率が上がっても満足せずにさらに上を目指して方法を模索し、情報を集める姿勢こそ、成長し続ける「できる人」の条件の1つではないでしょうか。
3. 人脈をもっている
仕事をする上で欠かせないのは関係者との協力です。人ひとりの能力やキャパシティには限界がありますから、大きなことを成そうとすれば相応の人手が必要になります。
円滑に仕事を進めている人は社内外の関係者と良い関係を築いています。社内であれば積極的に交流を持ち、お互いの仕事について理解を深め、社外であれば相手の事業の動向をみて、Win- Winの取引ができるようにアイディアを出し合い協力体制を密にしていく、という具合です。
仕入れを担当するMomoの先輩は、ある取引先の営業担当者とプライベートでも飲みに行くくらいの関係を築き上げ、困った時には「○○さんのお願いだから」と格別の条件を引き出していました。まさに、良い関係を築いたその人だからこそできる交渉です。
困ったとき、社内外に気持ちよく協力してくれる人がいるということは大きな武器であり、強みです。
目指せ!できる社会人
長々と書きましたが、一言でまとめると、「視野を広く物事を見て、関係者含めた全体としてより良く仕事を進めるにはどうすればいいか考え、実行すること」が「できる人」へ近づく鍵となるのではないでしょうか。人脈も結果も、その延長線上で自ずとついてくるはずです。
まだ新しい生活と仕事に慣れることに必死の新社会人もいらっしゃるでしょう。最初は余裕がなくても、所属チーム、会社、業界と、身近なところから徐々に視野を広げていくのも良いと思います。
どんな仕事も、勝手が掴めるまではもどかしく辛いことは同じです。業務を覚え、業界を知り、自分の能力を発揮できる場を見つけることができれば、その時こそやりがいのある、活き活きとした社会人生活の本格スタートです。かつてのMomoと同じ悩みを抱える後輩たちの今後の活躍を祈ります。
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