新税法成立。旅行客の動向やいかに

こんにちは、実は旅行業界で働いているMomoです。
本日、業界ニュースをザッピング中に気になるニュースを発見しました。

去年から話題に上がっていた国際観光旅客税(通称:出国税)が、来年から徴収されることになったのです。

出国税とは?

航空機や船舶などで出国する旅客を対象とする税金。

海外では名称こそ様々ですが、入国者や出国者を対象とする税が導入されている事例は多数あります。
例えば、アメリカのESTA、韓国の出国納付金がそれにあたります。外国人旅客のみを対象とするものと、国籍問わず対象とするものなど課税条件も様々です。

今回成立した国際観光旅客税の課税条件を見てみると…
国際観光旅客税は、2歳以上で飛行機や船を使って出国する人から1000円を徴収する。運送事業者が徴収して、翌々月までに国に納付する仕組みになっている。
飛行機での旅行であれば、航空券購入時の請求内訳で乳幼児を除く大人、子どもの旅客に対しこの新税が加わることになります。

新税の税収はどれくらいになるの?

観光庁によると、2016年の訪日外国人旅行者数は2,404万人、日本人海外旅行者数は1,712万人で、年間の出国者数は4,116万人です。(2017年)
日本人出国者数は例年1,700万人前後で横ばいになっているなか、訪日外国人旅行者数はここ数年の間伸び続けています。オリンピックイヤーである2020年の訪日外国人旅行者数の目標として政府は4,000万人を掲げているので、その通りになれば日本人出国者からの税収と合わせて約57億円の税収が見込まれます。

この税収の使い道は外国人観光客を増やすためのプロモーション事業とのことなので、広告費を集客対象から回収する妥当なかたちかな、と思います。観光客を誘致できればお金が落ちますし、それで景気が上向きになったら嬉しいですね。

課税対象者に日本人も含まれていることに「ん?」と感じないわけではありませんが、仮に外国人のみに限定すると徴収するための手間が増えて別のコストがかかりそうです。ESTAのような事前申請型にするにしても、システム開発に要する時間を考えると、2020年に向けて早期成立を目指していた政府的にアウトだったのでしょう。

旅行業界の人間としては旅行者数の推移にどれほど影響するか気になるところですが、このように考察してMomoは納得しました。皆さんはいかがでしょうか。

納得はしたものの…

少しでも海外旅行が高くなると思うと、今のうちに行っておくべきかと考えてしまうのが人情かもしれません。

業界人らしいアドバイスをするとしたら、安めの料金で行くなら2〜3ヶ月前くらいには予約したいですね。GWやお盆のような時期に行く場合はさらに早め。そろそろ夏休みの予約競争が始まります。

まだ休暇の日程が決まらず予定が立てられない…という方にはガイドブックや旅行グッズを揃えるだけでも、イメージが膨らんで毎日が楽しくなってオススメ。Momoは計画中の脳内旅行だけでかなり満足するタイプです笑

Momoは英語圏に偏りある旅ばかりしているので、よい旅先があれば教えてくださいね。お待ちしています!

Momoのホンネ

フィクションの世界に浸るMomoが、読み漁る小説や漫画、見る映画、ふらりと出かけた先で見つけたもの、日々の生活から感じたことをホンネで語る、気まぐれブログです。

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